今後の音楽著作権の在り方とは?ネットでつながる社会においていかに音楽製作者はお金を稼ぐべきか
Smips(知的財産マネジメント研究会)
エンタメと知財分科会 第2回
開催概要
※本研究会は、Smips(知的財産マネジメント研究会)の分科会として開催しています。
日時
2016/05/14(土)
17:00-18:30
場所
政策研究大学院大学
(六本木駅から徒歩5分程度)
参加費
無料
講演テーマ・講師紹介
今後の音楽著作権の在り方とは?ネットでつながる社会においていかに音楽製作者はお金を稼ぐべきか
近年AWA、LINEmusic、AppleMusic、Spotify、KKBOXなどの月額固定の音楽聞き放題サービスが誕生しています。またtunecore 、CDbabyなどiTunesなどの楽曲ダウンロード販売会社への仲介を行う事業も複数存在しています。
こうした音楽ストリーミングサービスやyoutubeでの著作権など、デジタルの進化に伴い目まぐるしい事業が産まれている音楽業界において音楽著作権の管理・印税の分配がますます複雑になってきています。
これらのサービスは本当に音楽制作者にお金が入る仕組みになっているのでしょうか。また、ラジオやテレビからwebへ音楽消費の場が移行していく中で、JASRACを中心とした印税分配といった著作権の在り方から、現場の意識がどのように変わっていくのでしょうか。JASRACの単独管理についてイーライセンスとの最高裁判決が昨年出ましたが、著作権管理団体のこれからの役割はいったいどうなっていくのでしょうか。
加えて、アニメ等がトリガーとなって日本の音楽が海外の市場に出る機会も増えていますが、海外で発生した印税をどのように制作者へ分配するのかという問題もあります。そもそも日本と海外では印税分配を含む音楽著作権管理方法の違いもあります。
今回は、アーティスト活動の支援サービスを提供している音楽のスタートアップ「Frekul(フリクル)」との事業提携も行っている元エイベックス・ミュージック・パブリッシング(エイベックスグループの持つ音楽著作権の管理・開発を行うグループ会社)代表取締役社長、現株式会社東京谷口総研代表取締役社長 谷口元さまをお迎えして、お話を伺います。
講師:谷口 元 さま
株式会社東京谷口総研 代表取締役社長
元エイベックス・ミュージック・パブリッシング代表取締役社長
関連記事・webサイト
音楽業の未来ラボ(谷口氏主催のオンラインサロン)
エイベックス・ミュージック・パブリッシング(エイベックス・グループの著作権の管理・開発)
Frekul(フリクル)
Spotify : ALL DIGITAL MUSIC (Spotify以外の音楽ストリーミングサービスも記載あり)
2016年「定額制音楽配信サービスの利用実態」に関するレポート(日本国内)
参加方法
※本研究会は、どなたでも無料でご参加いただけます。
アクセス
facebookイベントページから参加登録
※参加登録は必須ではありませんが、参加人数の大まかな把握のため、できるだけご協力をお願いします。
本研究会について
エンタメと知財分科会
Smipsの分科会として2016年4月から新たに開始する研究会。「漫画やSFから生まれた技術とその知財化」「人工知能によるコンテンツ生成とその権利」「二次創作やメディアミックス、2.5次元文化」「クリエイティブ・コモンズ、同人マーク」「音楽などのストリーミングサービス」「ニコニコやpixivなどのUGC」「ゲーム実況などユーザーの参加(介入)を前提としたメーカー側のコンテンツ提供」「VRやドローンなど次世代のエンタメと技術の関係」など、エンタメと知財について広く議論する予定。
Smips(知的財産マネジメント研究会)
2000年4月から毎月1回開催している知的財産に関する研究会(2015年度終了時点で178回)。様々な分科会を通じて、知的財産とそのマネジメントについて広く情報交換を行っている。
分科会:産学連携によるイノベーション分科会、法律実務(LAP)分科会、特許戦略工学分科会、知識流動システム(KMS)分科会、知財キャリア分科会、エンタメと知財分科会
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